副鼻腔炎の手術後に複視合併症を発症した事案。 複視合併症発症までのメカニズム、紙様板損傷の過失、及び損害額について争われた。 (和解)
喉の痛みと嗄声で大学病院を受信。初診から長い年月を経てからの生検でがんと診断され、治療が開始されたが、再発を生じて喉頭全摘出に至った。 裁判において担当医は「生検を受けるように説明したのに患者が拒否した」と供述したが、カルテに説明に関する記載がないことから、担当医の供述は採用できない、仮に説明したとしてもその内容は不十分であったと認定され、生検を実施し診断のうえ、治療を開始すべき注意義務の違反が認められた。
副鼻腔の手術後,MRSA感染を発症し死亡した事案(示談)